本文へスキップ

書いてつながる。気持ちつながる。

東作協とは

東京作文教育協議会(東作協ってなんでしょうか?

ちょうど今から50年前の1970年9月に結成されました。東京都内にできていた18の作文サークルが集まった「協議会」です。当時は足立、江東、大田、中野、板橋、西多摩、墨田、品川、世田谷、杉並、北多摩、青梅、葛飾、目黒、渋谷、豊島、八南、檜原の作文の会が名を連ねていました。現在では残念ながら解散や活動が停滞しているサークルもありますが、その後新たに作られた町田、多摩、三鷹、練馬などもあります。

東作協はサークルの協議会ですので、一つの規約とか綱領は持たず、各サークルの独自性を尊重し、緩やかな連携を大事にしてこの50年間の活動を進めてきました。その中心的な柱になってきたのは次の3つです。

 
@毎年の「東京作文教育研究集会」 ※作文の全国大会が東京で開かれる年は行いません
 
A年刊の児童文詩集『東京の子』今年で第46集になります
 
B月例会
   (最近は1月と月に「学習会」、5月に「作文教育実践講座」を実施)



1971年発行の『東京の子』の前書きに、

…。作文教育は、将来書かせられるであろう形式的な報告書のためにあるのでしょうか。また、たんに句読点のうち方や語句の使い方、語と語の続け方などのあれこれをいじりまわすだけのものなのでしょうか。/わたしたちは、子どもたちが喜び、怒り、悲しみ、楽しみをともなって、生き生きと生活すること、その生活を切り取って、自分の言葉で、ひとまとまりの文章に綴ること、一つの世界を創造すること。その過程で自然や社会や人間に対する認識を深めたり、人間らしい豊かさを増していくことなどを作文教育のだいじなねらいにしています。…以下略』

とあります。50年前の危惧は、まさに現在の学校現場に当てはまっていると思わざるを得ません。毎年開いている「東京作文教育研究集会」のテーマは、
「子どもたちに豊かな表現力と生きる力を」です。目の前の子どもたちの豊かな発達のために、作文教育は何が出来るのか。教師1年目の若い教師から、退職してもなお作文教育に熱い情熱を傾け、現場の先生達を応援しているベテランまで、それぞれの悩みや喜びを、子どもたちが表現した文章を真ん中にして語り合っているのがサークルであり、東作協です。

 2019年は、その力を発揮して、全国作文教育研究大会(全国大会)を東京(桐朋学園)で開催し、大きな成功を収めました。特に、都内の20代、30代の参加者が170名と断然と多かったことが、東京の作文教育の可能性を確かなものにしています。この大会の成功に向け、実行委員会事務局のメンバーも2030代の若い教師達がフレッシュな創造性と行動力で、様々な企画を楽しみながら実行し、全国からの参加者を驚かせました。そのメンバーが、2020年からの東作協の事務局に大勢入ってくれています。このホームページも若いメンバーが新たに立ち上げてくれました。)

 まずは、各地域、近隣の作文の会に出かけてみてください。どのサークルでも、あなたを温かく迎え入れてくれます。持ち物は、あなたの子どもたちへの「希望」と、日々抱えている「悩み」だけで結構です。ともに教師として生きる力をつけていきましょう。

2020年1月  
東作協 事務局長:小柳光雄(町田作文の会)


刊行物のご案内

   
 ないしょみつけちゃった
(2005年刊)
11年目のランドセル
(2013年刊)
 1000円(特別価格) 1000円(特別価格)


ここだけの限定価格!在庫限りです。
ご購入希望の方はお問い合わせください。
お問い合わせ





主な学習会

実施時期 内容 詳細
1月 冬の学習会 2021年1月10日(日)


4月
上旬
春の学習会 2020年4月4日(土)
10時〜17時
立川市女性総合センター「アイム」
10月下旬
第43回東京作文教育研究集会
2020年11月1日(日)
オンラインで実施

お問い合わせ



例会 案内